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【解説】カラードライってどんな技術?【ColorDry】

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ColorDryとはNIKEがオランダの企業DyeCoo Textile Systems B.V.と台湾の企業Far Eastern New Century Corpと共同開発した新しい染色の技術です。
色々と革新的な技術なので、今回は「ColorDry」について紹介と解説をしていきたいと思います。

簡単に説明すると超臨界流体を利用した技術です。

ColorDryの特徴

ではColorDryの特徴を挙げていきます。

水の消費量が大幅に低下

普通の染色には水を大量に使います。
Tシャツ1枚を染めるのに約30Lもの水が使われていて、全世界でアパレル産業が1年に生地の染色に使う水の量はおよそ6兆Lとのこと。

控えめに言って半端ないんですが、さらに染色された水が水質汚染の原因の1つになっています。

ColorDryでは染料を水ではなく二酸化炭素の超臨界流体に染料を溶かして染めます。

超臨界流体は臨界点以上の圧力、温度下においた物質状態のことです。
気体の拡散性と液体の溶解性を併せ持っています。

それで、二酸化炭素の超臨界流体を気体にすれば、染料は生地にしみ込んで、二酸化炭素は空気に溶けるわけです。その二酸化炭素は再利用可能ですしね。

実際染色に使った二酸化炭素の95%が再利用されています。

というわけで、ColorDryは水を一切使いません

環境への負荷が大幅に低下

水を使わないので排水が無くなります。従来の染色では生地を染めた後には染料を溶かした水が大量に残ります。

しかし、二酸化炭素の超臨界流体では元々の溶媒が気体ですからね、汚水は出ません。

また、同じ量の生地を染めるのに必要な設備面積が従来の1/4になりました。

エネルギー効率の向上

まず染色にかかる時間が従来の40%です!

そんでもって使用するエネルギーが従来に比べて63%カット!

まあ超臨界流体を用いると水に染料を溶かして染色するよりも圧倒的に効率が良くなるんですね。

まとめ

最近は環境問題に対する意識も高まってきていますし、その面でも非常に有用な技術です。
何よりも環境を守るだけではなく、効率を高められるであるのがいいですね。世界中に広がるんですかねー、たぶん特許取ってるでしょうけど。





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