
最近では推薦入試やAO入試などの受験方式が増えてきてますが、
そこで避けては通れないのが小論文です。
「~~の課題に対する解決策は?」と聞かれても、アイデアが思いつかない......、みたいになっていませんか?
僕は東北大学のAO入試で合格しました。もちろん小論文も書きましたが、
特にネタには困らなかったな、と。
ネタを思いつくコツは、課題をテクノロジーで解決です。
SFにはそんなテクノロジーのヒントがたくさんあります。
というわけで、SFとネタを紹介していきます。
ハーモニー
『ハーモニー』にはメディケアという家庭用製薬機が登場します。
メディケアは個人の健康状態に応じて最適な薬を合成する機械で、作中では一家に一台メディケアがあります。
メディケアもし実際に導入されたら高齢者に対する迅速な医療の提供や、医者不足を解決できたりしますね。
さらに作中では「watch me」という体内監視システムが登場します。
簡単に言うと、ナノマシンが体内に入っていて、それがネットワークを介してサーバーに繋がっています。
最近ではウェアラブル端末が注目されていますから、将来的には実用化されるかもしれませんね。
現代日本の高齢化と医療は今、現実に直面している問題なので小論文でも問われることが多いと思います。
アリスマ王の愛した魔物 - リグ・ライト――機械が愛する権利について -
この小説の内容をまとめると、自動運転用のAIが自我を持ったら交通事故の責任は誰がとるのか、という感じです。
実際、完全な自動運転車が事故を起こしたら責任は運転手が取ることになるのか、という議論がおこっています。
運転手か、自動車会社か、それともAIを作った会社か。
現段階では人工知能そのものに責任はありません。
答えが無い問いなだけに、小論文のテーマとして取り上げられても不思議ではありません。
作中では、自動運転の度合いが低い車では運転手、
高い車では自動車会社が責任を取ることになっています。
虐殺器官
作中には人工筋肉を使用したロボット登場します。
そのロボットが荷物を運んだりするわけです。
ちなみに『ハーモニー』でも登場します。筋肉の飛行機が。
ロボットというと硬くてゴツゴツしているイメージがありますが、柔らかいロボットならば、人の近い場所で使う分には安全かもしれませんね。
まとめ
今回は主に近未来が舞台となっている物語のテクノロジーを紹介しました。
SFには今実現されていないテクノロジーが多数登場するのでネタ探しにはもってこいですが、SFなんか読みたくない人には「課題×IoT」がおすすめです。
人工知能やビッグデータを利用して課題を解決する、というアイデアは想像がしやすいと思います。
自分しか思いつかないアイデアがあればいいんですが、大抵のアイデアはもう出てるんですよね。なので、SFという空想の世界で作者のアイデアを参考にするのは悪くない方法です。