
映画『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章を見たので、その感想というかあらすじを書き留めておこうと思います。
春に第1章を見て数か月、ようやく楽しみにしていた続きが見れるぞ!となっていたんですが「あれ、第1章どんな感じだったっけ」となってしまったんですよね。
数か月前のことなんて忘れても仕方はないと思うのです。
面白かったことは覚えている。二重スパイを捜査して、最後に意味深な言葉を遺して侍従長さんが死んだ。
一応1章ごとに話が区切られているので2章を見るにあたって特に不自由は無かったのですが、それでも3章以降話が盛り上がってくるであろうところで、毎回「前回どんな感じだったっけ?」となってはもったいないので、復習用に文字として残すことにしました。
目次
あらすじ(ネタバレ)
とりあえず、忘れないうちにあらすじを紹介します。
共和国が秘密裏に開発したケイバーライト爆弾3発が王国に盗まれるところから始まります。
そもそもケイバーライトとは何なのかは依然として疑問ですが深くは触れません。
重力制御的なやつでしょう。
それを利用して爆弾を作ったみたいです。
爆発実験のシーンでは戦艦の上で爆発させていました。
艦影はドレッドノートっぽかったですが詳しくは分かりません。
というより史実において、当時は戦艦は戦略兵器であって現在の核兵器レベルの兵器だったんですが、それが標的艦として使われているんですね。
この作品の歴史ではケイバーライトが出現したことでそこらへんのパワーバランスは変わってるんでしょう。
それに加えて、新大陸から帰国したチャラい王子が撃たれます。
ここも史実ではアメリカは1783年に独立しているのでカナダに行っていたのでしょうか?
でもそのチャラ王子は右肩を撃たれただけで助かりました。
ともあれ、アンジェ達チーム白鳩の元に爆弾の奪還命令が下ります。
誰が盗んだのかは分かりませんが、その爆弾がチャラ王子のように王族の暗殺に使われてしまえば戦争になってしまうぞ、と。
あやしい情報を元にアンジェ、ドロシー、ちせは爆弾トラップてんこもりの建物に侵入します。
そこでアンジェが暗号化された手紙を見つけます。
その時、謎の男が3人に襲い掛かります。チャラ王子を撃ったのと同一人物です。
まあ、アンジェ&ちせvs謎の男みたいな感じですが。
で、その男が強い。
二人がかりでも押し切られるほどです。
最後は爆弾投げられて爆発。男には逃げられます。
3人は拠点に戻って暗号を解析します。
その結果、ある劇団の倉庫に爆弾が運び込まれたことが分かります。
劇場を見張っていたスパイたちでしたが、例の男に全員殺されます。その隙に1つの爆弾が運び出されました。
それで焦ったコントロールが少し強引に爆弾を奪いに行きます。
劇団に借金まみれのダメ男がいるんですが、その取り立てにTVシリーズでもおなじみの3人組が登場しました。あのキャラ結構好きなんですよね。
そこで、運び出されたケイバーライト爆弾が国の式典が行われている船に乗せられていることが発覚します。
その船にはプリンセスとベアトリス、そして王位継承権2位のメアリーも乗っています。
メアリーはプリンセスの妹何ですかね? いとこなのかもしれません。
さあ、出港間際の船にアンジェとちせがCボールで飛び乗ります。
ボイラー室には爆発寸前のケイバーライト爆弾が!
で、なんやかんやで爆発を止めることに成功します。
残りの2つも回収してめでたしめでたし、となるところですが、同じタイミングで皇太子が殺されます。
悲しみに暮れる女王のもとに見舞いに訪れるチャラ王子。
そのチャラ王子が泣きながら部屋を出ると、ほんの一瞬笑いました。
そんな姿をプリンセスに見られてしまいます。
そこで「プリンセスが残っていてよかった。僕は君を高く評価しているんだよ」と語り掛けます。そして近くには例の男の姿が。
このチャラ王子は王国を革新したいと考えていました。
まあ、恐らくこいつが黒幕でしょうね。
チャラ王子はノルマンディー公のことも鬱陶しく思っているようです。
共和国と王国の対立に第三勢力が絡んでくる。もしくは王国内で仲間割れが起こるみたいな感じでしょうか。
ということでCrown Handler-王冠を誰が手にするのか、という王室の争いが劇場版の大きなテーマなのでしょう。
感想
ということで感想です。
まあ、普通に面白いです。
爆弾の爆発を止めるという話に3章以降の流れみたいなのを含ませた感じでしょうか。
あと活躍したのが主にアンジェとちせ(ドロシーも一応)でプリンセスとベアトリスに至ってはスパイしてません。
二人の活躍も見たかった。
謎の男とのアクションシーンは迫力があって面白かったです。カーチェイスも見たかった。
ただ、アクションの配分は1章よりも多い気がします。(あんまり覚えてないけど)
なので3章からどんどんスピードアップしていくと期待しています!
自分的に2章で一番好きなシーンは、ちせがコーヒーを一気に飲み干して苦そうな顔をして「うぇ」と言うところですかね。
イギリスでは17世紀から18世紀にかけてコーヒーが流行して、数多くのコーヒーハウスが社交場として賑わっていたんですが、19世紀に入ると衰退していって紅茶がメジャーになりました。
プリンセス・プリンシパルは架空の19世紀末のヴィクトリア朝をモデルにしていて19世紀ころにはコーヒーが安価になり庶民に広がっていきました。
ということでアンジェ、ドロシー、ちせはコーヒーを屋台(コーヒーストール)で飲んでいたのでしょうね。
ちなみにイギリスで紅茶がメジャーになったのは中国(清)から大量に輸入できたからですね。コーヒーより安定して供給されていたたそうな。
さらに産業革命で労働者が増え、そいつらに酒を飲ますわけにもいかず、砂糖入りの紅茶を奨励してたんだとか。
ここら辺の文化的な歴史がケイバーライトによってどう変化したのかにも興味をそそられますね。