
「何か資格でもとってみようかなー」
「就活も近いし簿記でも取ってみたいけど難しいし面倒くさいし......」
と大学生なら一度は考えたことがあるはずです。
日商簿記の有用性については様々な意見があります。
ただ「持ってて損することはないのだから大学生という比較的時間があるうちに楽に、サクッと取ってしまいましょう!」という話です。
僕自身、大体2か月ほどで完全初心者から簿記2級を取得できましたが、特に毎日頑張って一日中勉強してわけではありません。
ということで今回は簿記2級を取得するためのコスト、完全初心者でもどういう流れで勉強を進めればサクッと資格を取得できるのかなどを解説していきたいと思います。
結論を言ってしまうと、教科書呼んで過去問を解くという王道な方法です。
大学生で簿記を取得するメリット
そもそも勉強してまで簿記なんか取って何かメリットがあるのかと、思いますよね。
まあ、この記事を読んでいるということは就活で語れるガクチカのようなものがないと不安に思っているような人でしょう。
就活に役に立つかという視点で見れば「全然、分からん」という感じです。だって僕まだ就職してないんで。
インターネットで調べてみると、
「経理というのはどんな会社でも必要なものだからきっと役に立つ」やら
「資格業界が金儲けのために煽ってるだけ」やら
「入社してから取得してもらえればいい」みたいな内容があります。
まあ、難しいですよね。人間というのは自分の過去の行動を正当化したがる生き物ですから。
簿記を取った人は「○○な時に役に立ったから簿記は取るべき」
と言ったり、
簿記を取っていない人は「自分は資格が無くても十分やっていけてるから簿記なんて必要ない」
と言ったりすると思います。
しかし、確実に言えるのは「損にはならない」ということです。
そして僕が個人的に思う簿記を勉強する一番のメリットは「不安を減らせること」です。
人間暇だと将来のこととか不安に思ってしまうんですよね。
ですが、何か行動すると不安が和らぎます。
不安は強いモチベーションになります! どうせ不安があるんだったらその不安を有効活用しましょう!
取得までにかかる費用
そして一番気になるであろう、簿記2級を取得するまでにどれくらいお金が必要なのかという話ですが、
合計で13,000円ほどです。
書籍代が8,000円、受験料が5,000円くらいです。
高いと取るか安いと取るかはあなた次第です!
まあ、一発で合格できないと、どんどん費用がかさんでいくんですがね。
ちなみに受験料はネット試験での料金です。
ネット試験とは、指定の会場のPCで受験する形式になります。
最近始まった形式で、従来は紙にペンで解答するペーパーテストだったみたいです。
ペーパーテストは年に数回受験日が決まっていたのですが、ネット試験では予約さえすれば好きな日時に受験することができます。
特に理由が無ければネット試験で受験するのがいいと思います。スケジュールの自由度が段違いです。
簿記3級はやるべきか
簿記2級が欲しいわけだから簿記3級を飛ばして2級から勉強しよう、と思う人もいるかもしれません。
ですが、僕は3級の勉強から始める事をおススメします。
理由としては、理解が追い付かずに挫折してしまう可能性があるからです。
簿記2級って意外と難しいです。
簿記という概念に全く触れていない人が理解しようとしても「何これ、意味不明なんですけど」となるでしょう。
なので、簿記3級から勉強して、仕分けであったり資産やら費用などの動きのイメージを持って2級に臨んだ方が、結局勉強時間が少なくて済みます。
おすすめの教科書・問題集は?
基本的に買うべき教科書は
- 簿記3級の教科書
- 簿記3級の過去問題集
- 簿記2級商業簿記の教科書
- 簿記2級の工業簿記の教科書
- 簿記2級の過去問題集
の5冊です。
教科書買わなくてもYouTubeの講義動画を見たらいいじゃん、と思うかもしれませんが、まあ教科書は買っておいた方がいいです。
教科書には章末に練習問題が付いていますし、内容も図表が多めで分かりやすいものが多いです。
個人的な考えですが、PCやスマホで勉強するよりも、紙とペンで勉強した方が効率がいいと思うんですよね。
ただ、一番の理由としては、教科書を買えば少なくとも書籍の値段分は元を取ろうと勉強するからです。
何千円と払ってしまったからには、三日坊主できないというモチベーションになります。
「じゃあ、どの教科書がいいのか」という話ですが、
どの教科書を買っても大して変わりません。
一番安いものでも、表紙が可愛いものでも、適当に選んで大丈夫です。
ただし、絶対に最新版を買うようにしましょう。
古いものだと、出題範囲をカバーしていなかったりします。
試験本番になって、「いや、初めて見る内容なんですけど......」となるかもしれません。
まあ、一応僕が使ったものを載せておきます。
ついでに、試験では電卓必須です。しかも、機能がゴリゴリについている物は使えないのでご注意を。
電卓はボタンが大きめの物を買った方がいいです。
僕はケチって300円くらいの一番小さい電卓を買いましたが、入力ミスしまくって発狂しそうになりました。
勉強の進め方
では具体的にどう進めるのかという話ですが、
まず教科書を読みます。
それで内容を理解します。分からなくても頑張って理解します。
大体7割くらいの理解率で大丈夫です。
基本的に簿記というのは操作を覚えるだけです。何か取引が発生したときにどんな操作を行うのかを覚えましょう。
教科書を読んだら教科書の章末問題を解きます。
分からなかったところは見直して、次の章にいきましょう。あとはこれの繰り返しです。
毎日の目標は自分で決めて下さい。一日何ページ進めようとあなたの自由です。
そして、教科書の章末問題を一通り解き終わったら、過去問を回します。
10年分くらいは回しましょう。予想問題でも構いません。
しっかり時間を測って全力で集中します。
恐らく初めての問題はボロボロで絶望すると思いますが、そんなもんです。
間違えたところを最大限の集中力で復習します。
次、同じ問題が出ても絶対に解けるくらいには自分の頭の中に落とし込みます。
それで10年分も解けば「あ!ここ○○ゼミで出たところだ!!」となって点は取れます。はい。
大切なのは実際に手を動かして問題を解くことです。
教科書を読んだり、YouTubeの講義動画を見るだけでは点は取れません。
筆記試験とネット試験は形式が若干違いますが、基本的に筆記試験を問題なく解けるレベルであればネット試験は問題ありません。
まとめ
内容をまとめると
- 簿記は取っておいて損はない(はず)
- 費用は1,3000円程
- 教科書を読む
章末問題を解く
過去問を回す
目で追うな!手を動かせ!!!
これで簿記2級を取得できます。
大学生で資格に興味を持っているということはやはり何かしら不安があるのだと思います。
「あー、もうなんかどうしよう......」と不安は不安を呼びます。
なので少しでも興味があるのなら今この瞬間から行動しましょう。
Amazonで今すぐ教科書をポチりましょう。
何かに打ち込んでいる間は不安も減りますし、取得できればそれは自信につながります。
ではでは