
カラオケで洋楽を発音が完璧で歌える人ってかっこいいですよね。
逆にカタカナ発音で洋楽を熱唱しているのを聞くことほど嫌なものはないですよね。
とは言え、実際発音って難しいです。
メロディーがついていない普通の英単語の発音でさえあやふやな人が多いのではないのでしょうか?
というわけで、発音が良くなるコツを紹介していきます!
正しい発音を知る
まずは正しい発音を知らないことには発音できないですよね?
歌詞をローマ字読みなんてのは絶対にダメです。
まずは歌詞に出てくる単語の発音を調べましょう。
電子辞書なりGoogle翻訳などで発音を聞いてみて下さい。
それが基本の発音です。
たくさん曲を歌っていけば調べなくても発音は分かるようになっていきますが、初めは正しい発音を知らないことには始まりません。
ただ覚えておいてほしいのが、単語の発音=歌う時の発音ではないということです。
「発音を調べろとか言っておいて何だよ!」と思うかもしれませんが事実です。
基本は同じなんですが、たまに変わる時もあるくらいの認識でいいです。
イギリス英語とアメリカ英語の違いとかもありますしね。
そこは後で調整しましょう。
音節に音があたる
音節とは英語の単語の音の区切りのことです。まあ、母音の数でもあります。
日本語は一文字に付き一音節です。
ローマ字を想像すると分かりやすいと思います。
子音一つに付き母音が一つですよね。
なので日本語の歌は一文字に対して一つの音が当たるわけです。
しかし、英語は違います。
例としてbikeを挙げてみます。
日本語なら、バイクで3音ですよね。
ただ英語では、バイで一音になり、keは子音だけなのでほぼ消えます。
これを理解せずに「バイク」みたいに発音すると歌詞とメロディーが合わなくなります。
正しい単語の発音を聞くと分かると思いますが、最後の子音が切れたり、bikeのバイのような二重母音もあります。
ここは注意しましょう!
まあ、こういうことが洋楽の音数が少ない理由の一つでもあるんですがね。
とりあえず、母音があるところが音にあたると覚えておけば大丈夫です。
リエゾン
洋楽を歌う上で一番難しいのがリエゾン、発音が繋がることです。
アナと雪の女王の、Let it goを「レットイットゴー」と言わずに「レリゴー」と言うあれがリエゾンです。
これが出来ると一気にそれっぽくなります。
先ほど、子音で終わる単語はほぼ消えると言いましたが、このリエゾンが入ると復活します。
bikeだけだとバイㇰ、となりますが、例えばbike and となるとバイケンみたいに、bike の終わりの子音とandの最初が繋がります。
まあ、問題はどこでリエゾンが入るかですよね?
正直に言うと、曲や歌手によります。
ていうか、同じ歌手でも場合によって変わることも。
とそんなこと言っても仕方ないですよね。
僕の経験上ですが、リエゾンが起こる条件は
- 子音で終わる単語と母音で始まる単語の繋がり
- 二つの単語を短い時間で連続して歌う
この二つを同時に満たすところはリエゾンになります。
とは言ってもやっぱり原曲を聞いて判断するのが確実だと思います。
母音は曖昧に発音する
次は曖昧に発音する、ということです。
もちろん全てを曖昧に発音したら、もごもご言ってるだけのキモイやつになります。
ここで言う曖昧に発音した方がいい単語は、うまく聞き取れない系の単語です。
例えばtheとかです。
よく「theの発音は前歯の裏に歯を少し当てて......」とか言う人がいますが、正直どうでもいいです。
ザでもないダでもない曖昧で微妙な感じで発音すればいいんです。
また、英語には日本語には無い母音が存在します。
appleのアとloveのアは違うんです。
詳しくは発音記号を調べれば正しい発音は分かるので完璧な発音にしたい人は調べることをおススメします。
で何が言いたいかというと、日本語のアイウエオに当てはめないで欲しいということです。
「この時はアとエの間の感じかな?」とか
「この時はアとオの間かな」みたいな感じで発音してください。
また注意ですが子音は比較的はっきり発音した方がいいです。
そうしないとヘナヘナになります。
具体的な発音ポイント
「じゃあ具体的にどう発音したらいいの?」ということで具体的なポイントをいくつか挙げていきたいと思います。
Rの発音
やっぱり日本人が苦手なのがRの発音です。
いわゆる舌を巻くやつです。
HigherとかGirlとかFireとか頻出です。
口の中で舌を持ち上げる感じです。舌先が口蓋に着かない程度です。
まあ舌を軽く巻けばそれっぽくなります。
シャンプーのCMであるLux Super Rich、これが一番LとRの違いが分かりやすいと思います。
ただ、たまに「舌巻いとけばいいんでしょ」というがごとく、Rでも何でもないのにやたら舌を巻く人がいますがやめましょう。
聞いていてイラつきます。
またRは絶対に舌を巻くと覚えてもいいですが、案外舌を巻かないことも多いです。
Duran Duran のReflexという曲ですが、Reflexって歌う時にあんまり巻いてるように聞こえないんですよね。Rなのに。
軽く舌を巻くくらいがちょうどいいと思います。
二重母音
二重母音もしっかり発音できるとかっこいいです。
awayとかdownみたいな、エイ、アオという発音です。
これをアウェーとか言うとカタカナ感が出ます。
二重母音でも音は一つなので難しいと思いますが、しっかり口を動かして母音をつなげましょう。
Oasis のAll Around Worldという曲ですが、These are crazy days but they make me shineのshineみたいに口を動かします。
thing
日本人が発音しにくい言葉その2です。
everythingとかsomethingとか結構出てきます。
これを「シング」と言ったら終わりです。
コツとしては「ティン」と同じ口の動きで「スィン」と言えばそれっぽく聞こえます。
でも曖昧に歌っとけば大丈夫です。
歌いやすい口の動きで
結構大事なのが、動かしやすい口の動きで歌うことです。
普通の英会話ならはっきり発音した方がいいかもしれませんが、歌う場合はそんなに意識しすぎる必要はありません。
はっきり発音するのが面倒だからリエゾンもするんです。
洋楽の歌詞は発音しやすいように作られていることがほとんどです。
なので、自然な口の動きをマスターすれば洋楽って意外と歌いやすいんです!音も少ないし。
正しい発音かどうかは録音したのを聞くのが一番確実ですが、「口がうまく動かない」という時は案外発音が違ってるかもしれないです。
また、あくまで歌ですから歌手自身もそんなにはっきり発音してないことも多いです。
特にアップテンポの曲とかラップ調の曲とかは。
なので、完璧に発音記号の通りに歌う必要はなかったりします。
ひたすら聞く!
最後に何よりも大切なことを紹介します。
ひたすら聞きましょう。
言ってしまえば歌詞なんて読まなくても、聞いた音をそのまま歌えればいいわけですよ。
まあ、だから空耳もある意味正しいわけです。
年齢の低い子供のうちは聞いた音をそのまま発音しやすいですが、ある程度成長してしまうと難しくなります。
そこで歌詞をそのまま読むから発音が違うんです!
なので、とりあえず聞いてください。
実際、発音の癖なんかも歌手によって違います。
その歌手の歌い方と同じように歌おうとすれば自然と良い発音になるはずです。
まとめ
というわけで洋楽をかっこよく歌うための発音のコツ7つ紹介しました。
- 正しい発音を知る
- 音節に音があたる
- リエゾン
- 母音は曖昧に発音する
- 具体的な発音ポイント
- 歌いやすい口の動きで
- ひたすら聞く!
というものです。
洋楽を歌いたい理由は人それぞれあると思いますが、やっぱり発音よく歌えると楽しいです!
そんな人が一人でも増えたらいいなと思っています。