
最近、東北大学の工学英語という授業でTOEFL対策の勉強をしているので、そこで学んだ文法問題の解き方とかをまとめてみました。
TOEFL対策としてのテクニックでしたが、センター試験などの他の試験でも使えるな、と思ったので共有出来たらな、と。
「文法はある程度勉強し終えたけど、なかなか正答率が上がらない人」向けの内容だと思います。
結論を言ってしまうと、ひたすらに文構造に忠実に解くことが攻略法です。
と言っても抽象的なので、パターンを紹介しながら以下で詳しく解説していきます。
それぞれの単語の位置は決まっています
まず、英語って単語の品詞によって順番が固定されてるんですよね。
具体的に言えば、S(主語) V(動詞) となっています。(倒置とか疑問文は逆だけど)
だからこそ、整序問題が成立します。
日本語だったら「○○くんは寝ちゃったらしいよ」でも「寝ちゃったらしいよ、○○君」でも通じるわけですが、英語では順番がきっちり決まっています。
当たり前ですが、これ大事です。
なので、英語には5つの文型に分類できるわけです。
- S V
- S V C
- S V O
- S V O O
- S V O C
空欄補充なんかは文構造が成立するように埋めればいいんです。
まあ色々と修飾されて分かりにくくなるので、前置詞句は消してしまいましょう。すっきりして構造を捉えやすくなります。
大切なのは、S(主語) V(動詞)などを的確に捉えることです。
SVOCの見分け方
SVOCを簡単に見分けられたら苦労しねーんだよ、と。
とは言ってもある程度は品詞によって決まっています。
名詞はS(主語)、O(目的語)、C(補語)にしかなれません。
動詞は動詞のみです。なので、文構造を捉えるときは動詞に注目するといいです。動詞のない英文は存在しません。
完全文を完成させる
空欄補充問題で初めに確認するべきは、英文が完全文になっているかどうかです。
完全文とは上で挙げた5つの文型が成立するような要素がそろっている文のことです。
空欄以外でVとOがあるのなら、その空欄にはS(主語)が必要だよね、ということです。
「,」は結構大切です
カンマって今まで結構見逃してたんですけど、かなり重要です。
カンマで判断できることは多いです。
まず、カンマは文を区切る時に使われますが、完全文同士をつなげるときは接続詞が必要です。
副詞で文はつなげられません。
例えば
- however
- therefore
- hence
- thus
- thereby
- otherwise
- then
とかです。
I study English, however, I can't speak English. みたいに使ってませんか?これはダメですよ!
逆に言えば、カンマがあるのに完全文になっていない時は、副詞節になっているということです。
分詞構文とか不定詞節とか。
また、名詞 , 名詞 , 動詞 のようにカンマで名詞が挟まれているときは、同格となります。
関係詞節は不完全です
関係詞節、例えば関係代名詞の中身は不完全文です。
ただし、WhoseとかWhere(前置詞+関係代名詞)とかは除く!!
不完全文とは5つの文型のいずれかになるには、不足している要素があるぶんです。
例えば、I eat an apple which I bought yesterday. ではwhichの中は、主語と他動詞しかないわけです。
つまり、SVO の Oが不足した不完全文ということです。
形容詞と副詞の区別
でまあ、間違いが多いのが形容詞と副詞のミスですよね。
easy と easily とか。very easily method は間違いですよ。
形容詞は名詞(主語、目的語)を修飾して、副詞は動詞、形容詞、文全体を修飾します。
おまけ
他の役立ちそうな豆知識を紹介します。
- 前置詞で始まる英文はあっても、前置詞で始まる主語はない。
- 「;」これは「 , 接続詞」と同じ意味
- 関係代名詞の that は前置詞をくっつけられない
- 名詞の語尾は or, er, ist, ian, ee, ment, tion, sion, ity, ty, ance, ence, ency, cy, ry, ness, al, age, ism, dom, hood, ship, nomy
- 形容詞の語尾は ive, ical, ous, ful, y, ar, ised, ic, ing, ed, able, less
- 副詞の語尾は ly
まとめ
今回は英語の文法問題で役に立ちそうな事を紹介しました。
簡単にまとめると、
- 完全文が成立するようにする
です。
完全文が一つならそれが主文です。二つ以上あれば接続詞が必要です。
不完全文ならば分詞もしくは関係詞で何かを修飾しているはずです。