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【回答】勉強をしなければいけない理由と意味【書評】

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なぜ勉強をしなければいけないのか。

この質問ってシンプルだけど意外と答えにくいですよね。

ただ、僕は自分なりの真理に辿り着いてしまったわけです!

というわけで、勉強しなければいけない理由を今までとは全く異なる視点から考察していきたいと思います。

先に回答してしまうと、現代人であり続けるためなんですけどね。

抽象的ですよね。それは以下で詳しく解説していきます。

一般的に言われている「勉強する理由」

学校の勉強をやっていて「なんで社会で役に立たないようなことを勉強しなければいけないのか」と思っている人がほとんどですよね。
「買い物をするのなら四則演算が出来れば十分じゃないかと」

でまあ、勉強をするよくある理由としては

  • テストでいい点を取るため
  • 将来いい会社に就職をするため
  • 義務教育だから(中学校までは)
  • 人生を豊かにするため(抽象的かな)
  • 教養を身につけるため

とかでしょうか。

確かに筋は通っていますけど、就職した後に学校で勉強したことが役に立つかと言われると正直分かりませんよね。

現実として学校の勉強をあまりしていないであろう一部の人はスポーツ選手になったり、最近ではプロゲーマー(eスポーツ)として何億円も稼いでいる人もいるわけです。

そもそも勉強とは?

上では「学校で学ぶ教科の勉強」について述べましたが、そもそも勉強って学校教育だけではありません。

自分で本を読んだり、興味のあることを調べたり、色んな人と関わることで人間関係を学んだりすることも勉強(学習)とするならば、人間は常に学び続けているとも考えられます。

ここで、ヒトという生物を生物学的視点から見てみます。

我々が人間と呼んでいる生物は生物学的には、ホモ・サピエンスと言います。

ラテン語で「賢い人」という意味です。

つまり、馬鹿は人間じゃなくてサルなんです。
(もちろん冗談ですよ)

今はホモ・サピエンスが現存する唯一のヒトですが、昔はたくさんのヒトが存在してたんです。

例えば、犬と言ってもチワワだとか秋田犬など様々な犬がありますよね。

それと同じように、ヒトも様々な種類のヒトがいたわけです。

その中でなぜホモ・サピエンスだけが生き残ったのか。

歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリさんは著書『サピエンス全史』の中でこう述べています。

ホモ・サピエンスのどこかの進化の段階で「認知革命」が起こったのだ。

認知革命によってホモ・サピエンスは虚構を操ることができるようになったと。

お金、国家、宗教などは実際に物理的に存在しているわけではないですよね。

皆がただ幻想を信じてるだけです。

そうして、ホモ・サピエンスだけがこの虚構(ウソ)を操れるようになったわけです。

その虚構を操ることで集団を形成し、いわば万物の霊長とか言われるぐらいになりました。詳しくは『サピエンス全史』を読んでみて下さい。

人間以外の動物で数億体の集団なんて絶対に維持できません!

ここで、人類(ホモ・サピエンス)の生物学的特徴をまとめます。

  • 体に対する脳容量が大きい
  • 二足歩行
  • 虚構を操る
  • 火を使う
  • 道具を使う

ざっくり、こんな感じですかね。これが後々効いてきます。

なぜ人間は「教育」をするのか

学校というシステムが生まれる前からヒトは教育をしていたそうです。

ヒトは他の動物と違って、生きるために必要な知識を、1人だけでも、また他の個体がやっているのを見て真似するだけでも学ぶことはできず、すでに知識を持っている人たちから、何らか形で教わらなければ身につけられない動物として、進化的に生まれついています。このことを強く示唆する科学的な証拠が、動物学や心理学、脳科学など様々な領域で、同時多発的に報告されるようになりました。それらを総合して考えると、ヒトとは「教育によって生きる生物(Homo educans)」であると考えられています。これが本書で主張される最も重要な仮説です。

なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える より

ここで問題なのは、なぜヒトは既に知識を持っている人から教わらなければいけない生物なのか、ということです。

アリなんか生まれた瞬間から、どう働けばいいのか分かってますよね?

ここで、人類(ホモ・サピエンス)の文明の発展を確認しましょう。

狩猟採集時代から農耕時代までは十数万年。
農耕時代から産業革命までは数千年。
産業革命から電気時代までは二百年。
電気時代から原子力・情報化時代までは数十年かかりました。

こんな感じで、加速度的に発展しています。今後はさらに加速するでしょうね。

ここで、先ほど確認した、生物学的な特徴を確認します。

  • 体に対する脳容量が大きい
  • 二足歩行
  • 虚構を操る
  • 火を使う
  • 道具を使う

よくよく考えると、これって石器時代の原始人と同じですよね。
原始人と現代人は生物学的にはほぼ同一です。(若干退化してるかも、足の小指とか)

現代人は狩猟採集していた時と比べて脳が大きくなったわけでもないし、
何か生物学的に進化したことはないんです!

我々ホモ・サピエンスの最後の進化は狩猟採集時代の認知革命です。

つまり、生物として進化するスピード以上に文明が発展している、というのが人類の現状なんです。

普通、生物は数百万年という長い時間をかけて、少しずつ進化していくものです!

それが人類を見て下さい!こいつら数万年前までは時速30キロくらいで走るのが限界だったのに、今や、新幹線に乗って時速500キロとかで移動できるんですよ!

鳥だって恐竜から数千万年かけて徐々に進化してきたのに、人間なんか狩猟採集の時代から数十万年で空を飛ぶんですよ!

最近は宇宙行くし......。

もし、文明の発展のスピードと生物の遺伝的な進化のスピードが同じなら、

人間は生まれた直後から言語を操り、数学の難しい問題も完全に理解しており、全ての物理法則が感覚的に分かる生物になっていて、私たちが勉強する必要性は消滅します。

実際、人類は生まれた瞬間は原始人並みのクソザコです。

そのクソザコがここまで文明を発展させることができたのは、得た知識を1人で独占するのでなく、他者と共有しながら使うからです。

その仕組みの一つとして学校ができたのではないかと。

人間は文化の中で生きている

人間は他の生物と違って生まれた時から自らが生み出した文化の中に存在します。

というより、人間は自らが発展させた文化で生きることを前提にした生物になっています。

この文化は人間が知識を長い時間をかけて積み上げてきたもので、この知識が原始人と現代人を区別するものです。

だから勉強しない人は動物を追っかけまわしていた原始人と同じです。

で、生物としてのヒトと文化的に進化した現代人のギャップを埋める行為が勉強なのではないかと。

つまり勉強というのは、原始人から現代人への進化そのものだと思います。

それで、先でも言ったように現代人の存在は、文化が前提になっています。

「今日から狩猟採集で生活してください」って言われても無理ですよね。

でその現代社会を維持していくためには、その社会を構成する人間が「現代人」にならないといけないわけです。

まあね、仕方ないね。人間がすごい速度で文化的に発展してしまったがために勉強しなければいけないと。

勉強が嫌いな人は、この便利で快適な社会を作りやがった昔の人間たちを恨みながら勉強しましょう!

興味のある方は是非読んでみて下さい。





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